私人逮捕とは?できる犯罪一覧と注意点をわかりやすく解説【2025年版】

目次

この記事を読むと解決すること

  • 私人逮捕の意味と法的な位置づけが分かる
  • 私人逮捕できる犯罪の一覧(刑法・特別法)が分かる
  • 私人逮捕の注意点と実際に可能なケースが理解できる
YUJIRO

元警察官の私が解説いたします。

私人逮捕とは?

私人逮捕とは、一般市民が現行犯や準現行犯の犯罪者をその場で拘束し、警察に引き渡す行為をいいます。刑事訴訟法213条に定められており、通常は警察の仕事ですが、例外的に市民にも認められている制度です。

  • 強制力あり:逃げようとする相手を取り押さえるなど、一定の実力行使が可能
  • 必要最小限:過剰な暴力は「傷害罪」になる
  • 直ちに警察へ引き渡す義務:自分で拘束し続けると「逮捕監禁罪」になる

私人逮捕できる犯罪一覧


[swells_toggle title=”刑法編(代表的なもの)”]

分類 犯罪名 備考
生命に関する罪 殺人、傷害、傷害致死 傷害・暴行の現行犯も対象
財産に関する罪 窃盗(万引き)、詐欺、恐喝、強盗 万引きGメンが逮捕するのはここ
性に関する罪 強制わいせつ、強制性交等罪 痴漢なども含む
住居・建造物 住居侵入、建造物侵入 不法侵入の現行犯
公共危険罪 放火、往来危険 火をつけている瞬間など
社会秩序 器物損壊、公務執行妨害 現行犯性が必要

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[swells_toggle title=”特別法編(代表的なもの)”]

分類 犯罪名 備考
薬物犯罪 覚醒剤取締法違反、大麻取締法違反、麻薬取締法違反 使用・所持など現行犯
銃刀関連 銃刀法違反 刃物の携帯・発砲など
軽犯罪法 のぞき、つきまとい、虚偽申告など 軽微でも刑事罰あり
公職関連 公職選挙法違反 買収など現行犯の場合
その他 風営法違反、著作権法違反など 刑事罰があるものは対象

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私人逮捕の注意点

  • 現行犯・準現行犯に限る:犯行直後で明白に犯人と分かる場合
  • 直ちに警察へ引き渡す:これを怠ると逆に逮捕監禁罪になり得る
  • 軽微な交通違反は対象外:一時不停止や駐車違反などは警察対応に任せるべき

まとめ

私人逮捕は「一般市民が現行犯を強制的に拘束して警察へ引き渡す行為」です。法律上は幅広い犯罪に適用可能ですが、現実的には窃盗・痴漢・暴行・住居侵入など市民生活で直面するケースに限られます。
過剰な行為はリスクがあるため、基本は身の安全を第一に、速やかに警察へ引き渡すことが重要です。

以上、私人逮捕とは?できる犯罪一覧と注意点をわかりやすく解説【2025年版】でした!

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この記事を書いた人

元警察官、元教習指導員(教習の教官)、空手歴20年以上の有段者。趣味はバイクと渓流釣り(テンカラ)、キャンプ。ミニマリスト(厳密に言うとシンプリスト)
人生の折り返し若しくは折り返しを過ぎ、「俺は何かを成す男だ」と幻想を抱きつつ、焦りとあきらめのはざまで、もがきながらも食べて飲んで笑って、そして寂しさを抱きながら働いているおっさん達を応援します。

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