空手における尾鱗の構えとは|超実戦攻撃戦闘術で有効とされる理由

超実戦攻撃戦闘術とは
パンチやキックを前提としません。目と金的を狙う攻撃で、少ない動作でも強い結果を生む、不動館オリジナルの最終局面戦闘技術です。

空手には、競技や型の世界ではあまり語られない構えがあります。
その一つが「尾鱗(びりん)の構え」です。

この構えは、見た目の派手さや分かりやすさを目的としたものではなく、
逃げることができない状況下で、自らの身を護るための実戦的な考え方に基づいています。

本記事では、古武道の一説を踏まえつつ、
不動館の視点から、尾鱗の構えがなぜ超実戦向きとされるのか、
その構造と考え方を整理して解説します。

※本記事で紹介する内容は、競技や稽古向けの技術ではありません。
使用条件や危険性についても、あわせて触れていきます。

勇次郎

元警察官で、武道歴20年以上の私が、古武道の考えを取り入れた超実践的な戦闘の構えをご説明いたします。

目次

尾鱗(びりん)の構えとは

空手道場内で尾鱗の構えを取る不動館の実戦護身構え

不動館における尾鱗の構えは、古武道の一説を踏まえつつ、
超実戦状況において有効性を持つ構えとして位置づけています。

これは型や象徴的な構えではなく、
現実の危険な状況下において、最小限の動作で結果を出すための構造です。


攻撃開始の瞬間を読ませにくい構え

空手道場内で尾鱗の構えを取る不動館の実戦護身構え

この構えの利点は攻撃開始の瞬間を相手に読ませにくい点にあります。

貫き手がすでに前方に出ているため、

  • 振りかぶる動作が不要
  • 溜めの動作を必要としない
  • 肩や腰の大きな予備動作が出にくい

といった特徴があります。

その結果、相手から見て
「どの瞬間が攻撃の始まりなのか」を判断しにくくなります。

これは心理的な駆け引きではなく、尾鱗の構えの最大の特徴は、

身体構造と動作上の合理性によるものです。

勇次郎

簡単に言うと、ノーモーションで攻撃可能ということですね。


攻防一体としての合理性

空手道場内で尾鱗の構えを取る不動館の実戦護身構え

前に突き出した貫き手は、
目やのどといった急所を攻撃しやすい位置にあります。

空手道場内で尾鱗の構えを取る不動館の実戦護身構え

同時に、
下に構えたもう一方の手は金的を防御しやすく、
攻撃と防御が同時に成立する構造となっています。

勇次郎

正直、暴漢等の相手があなたに金的攻撃をやってくる可能性は低いでしょうけれども…。ただ、やられたらあなたは卒倒してしまいます。

この構えでは、

  • 攻撃のために防御を犠牲にする
  • 防御を優先した結果、動作が遅れる

といった不利が生じにくい点が特徴です。


現代格闘技との違い

現代の競技格闘技では、安全性やルールの制約により、

  • 急所攻撃
  • 反応されにくい初動

といった要素は排除されています。

そのため、尾鱗の構えは競技の文脈では有効性を発揮しにくい構えと言えます。

しかし、不動館が想定しているのは競技ではなく、
命の危険があり逃げることができない現実の危険な状況です。


使用条件について

空手道場内で尾鱗の構えを取る不動館の実戦護身構え

尾鱗の構えを用いた超実戦格闘術は、
安易に使用した場合、相手に致命傷を与える可能性があります。

そのため、不動館では以下の条件がそろった場合にのみ、
最後の手段として使用するものとしています。

自らの命に現実的な危険が迫っている場合

逃げることができない場合

回避が不可能な状況である場合


勇次郎

強盗に出くわして、手持ちの武器がない場合なんかも最悪使える格闘術です。

まとめ

空手道場内で尾鱗の構えを取る不動館の実戦護身構え

尾鱗の構えは、見せるための構えではありません。

攻撃開始の瞬間を相手に読ませにくくし、
最小限の動作で急所に作用させるための、
現実に即した構えです。

不動館では、
古武道の知見を現代に適合させた護身の考え方を紹介しています。

以上、空手における尾鱗の構えとは|超実戦護身で有効とされる理由でした。

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この記事を書いた人

元警察官、元教習指導員(教習の教官)、空手歴20年以上の有段者。趣味はバイクと渓流釣り(テンカラ)、キャンプ。ミニマリスト(厳密に言うとシンプリスト)
人生の折り返し若しくは折り返しを過ぎ、「俺は何かを成す男だ」と幻想を抱きつつ、焦りとあきらめのはざまで、もがきながらも食べて飲んで笑って、そして寂しさを抱きながら働いているおっさん達を応援します。

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