突き飛ばされて怪我をしたときの対応と損害賠償請求の流れ
この記事を読むと解決すること
- 怪我をした直後に取るべき行動がわかる
- 損害賠償請求の流れを理解できる
- 相手が支払わない場合の対応策を知ることができる
フローチャートで見る流れ
【怪我をした!】
↓
① 安全確保 → 警察に通報
↓
② 病院へ → 診断書を取得
↓
③ 警察へ被害届提出
↓
④ 損害賠償請求
├─ 示談交渉
└─ 裁判
↓
⑤ 判決後 → 相手が払わない
↓
⑥ 強制執行(給与・口座差押えなど)
↓
【解決/回収できない場合も】
1. まずは安全の確保と警察への通報
突き飛ばされて首などを痛めた場合、最優先は身の安全と健康です。
・危険が続く場合はすぐにその場から離れる
・警察へ通報し、被害届を提出する
暴行や傷害は刑事事件です。記録が残ることで後の損害賠償請求でも有利になります。
2. 医師の診断書を取る
怪我をしたら、必ず病院で診察を受けて診断書を取得しましょう。
・警察への提出資料になる
・損害賠償請求の証拠になる
・早期治療で後遺症を防ぐ意味もある
3. 損害賠償請求(民事)
請求できる主な項目は以下の通りです。
・治療費
・通院交通費
・休業損害
・慰謝料
解決方法
1. 示談交渉(直接または弁護士を通す)
2. 裁判(支払いを拒否された場合)
4. 相手が支払わない場合の流れ
判決が出ても支払わない場合は強制執行で財産を差し押さえます。
・給与の差押え
・銀行口座の差押え
・不動産の差押え
相手の財産が分からない場合は「財産開示手続」を申し立てて調査できます。
ただし、資力がなければ回収は困難です。
5. 強制執行と逆恨みリスク
強制執行は裁判所を通して行うため正当な手続きですが、差押えを受けた側が逆恨みする可能性はゼロではありません。
・感情的に不満を持つのはほぼ確実
・実際に報復行為に出る人は少数
・統計的な割合は公表されていないが、弁護士の実務経験でも「実際のトラブル化は稀」とされる
リスクを減らす工夫
- 弁護士を通して手続きを行い、自分に直接矛先が向かないようにする
- 相手に住所や生活圏を知られないように注意する
- 警察に「嫌がらせを受けるかもしれない」と事前相談しておく
6. 保険を活用できるケース
・加害者が個人賠償責任保険に加入していれば、保険会社が賠償を支払う場合がある
・自分の保険に弁護士費用特約が付いていれば、弁護士依頼費用をカバーできる
7. 元警察官の視点から
警察は事件性があれば捜査をしますが、民事の賠償金までは関与しません。
だからこそ、
・警察に記録を残す
・診断書で証拠を確保
・損害賠償は民事で進める
この流れを理解しておくことが大切です。
まとめ 〜暮らしを護るために〜
- 安全確保と通報
- 診断書を取得
- 警察に被害届提出
- 損害賠償請求(示談 or 裁判)
- 支払い拒否なら強制執行
泣き寝入りせず、正しい手順を踏むことが大切です。
日常生活で突然起こるトラブルから身を護るために、証拠を残す習慣と保険の備えを持っておくことが安心につながります。

