【元警察官が解説】コンビニ強盗に遭遇したら?羽交い締め+刃物への護身術と対応策

※本記事は、事件の被害者の対応を非難するものではありません。

YUJIRO

護身術の観点から「どうすれば危険を回避できたか」という視点で解説しますが、実際に襲われた際は 状況次第で正解が変わる ことを理解したうえでお読みください。

最も重要なのは命を守ること。
今回のケースでは 最善の策は「お金を渡してしまうこと」 だったとも言えます。
現金は取り戻せますが、命は戻りません。

目次

事件の概要

2025年2月5日、愛知県犬山市のコンビニで強盗事件が発生しました。
犯人は客を装って入店し、店員に刃物を突きつけて脅迫。
その後 背後から羽交い締めにし、首を切りつけたうえで現金や車の鍵、携帯電話を奪い逃走 しました。

このような状況で 護身術的にどのように対応すべきか を解説します。

最善策は「抵抗せずお金を渡すこと」

相手が刃物を持っている場合、戦うことは非常に危険です。
護身術を知っていても 絶対に無傷で逃げられる保証はありません。

今回のような状況では、

金品を渡すことで相手を刺激しない(命を守る)
隙を見て逃げるチャンスを探る(反撃よりも回避を優先)
防犯カメラの映像を残すため、過度に動かない

これらが 現実的な最善策 になります。

ただし、もし相手が 明らかに「金を渡しても危害を加えてくる」場合 は、逃げるための対策を考える必要があります。

羽交い締め+刃物という最悪の状況

今回のケースでは、

  • 相手が背後にいる(不意打ち)
  • 両腕を固められる(自由がない)
  • 刃物で首を切られる(生命の危険)

という 非常に危険な状況 でした。
このような場面で、どのように対応すべきかを順番に説明します。

羽交い締めされたときの対処法

羽交い締めから逃れるためには、「相手の支配を崩す」ことが重要です。

  1. 顎を引く(喉と頸動脈を守る)
    → 首を切られないよう 即座に顎を引く
    → これにより、喉や頸動脈への攻撃を防ぐ。
  2. 脇を締める(相手の腕を固定)
    → 脇を開くと締め付けが強くなるため、脇を締めて相手の腕をロック
    → 相手の腕の自由を奪い、締め付けを弱める。
  3. 重心を落とす(相手のバランスを崩す)
    → 膝を曲げて腰を落とし、重心を下げる。
    → 相手に持ち上げられるのを防ぎ、体勢を立て直す。
  4. 反撃(急所攻撃・足払い)
    → 片足が自由なら 相手のスネや膝をかかとで蹴る
    相手の足の甲を踏みつける ことで、ダメージを与えて動きを止める。
    → 可能なら 相手の指を掴み、逆方向に折る(特に親指)
  5. 逃げる!
    羽交い締めを緩めたら、すぐに距離を取る ことが最優先。
    → 無理に戦わず、逃げることを第一に考える。

刃物を持った相手への対応

刃物を持っている相手と戦うのは 極めて危険 です。
基本的に 「戦わずに逃げる」 ことが最優先となります。

もし刃物が自分の首にあったら…

  • 絶対に急な動きをしない(刃物で切られるリスクが高い)。
  • 相手に話しかけ、冷静にさせる(心理的揺さぶり)。
  • 隙を見て逃げる準備をする(無理に反撃しない)。

コンビニで働く人の防犯対策

夜勤の店員は単独行動を避ける
→ 深夜帯は狙われやすい時間帯。
→ なるべく1人でバックヤードに入らない。

レジ周りに防犯ブザーを設置する
→ 押しやすい場所に 防犯ブザーを配置
消火器など、武器になり得るものを把握する ことも大切。

まとめ

今回の事件では、 「羽交い締め+刃物」 という 極めて危険な状況 でした。
しかし、 最善の策は「お金を渡してしまうこと」 だったと考えます。

羽交い締めされたら → 顎を引き、脇を締め、重心を落とす
刃物を持った相手には → 戦わず、逃げることを最優先に
コンビニ勤務者は → 単独行動を避け、防犯意識を高める

護身術は「知っているだけ」では意味がありません。
日頃から 実際に動いて練習することが重要 です。

「不動館」では 狭い場所でもできる護身訓練 を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

元警察官、元教習指導員(教習の教官)、空手歴20年以上の有段者。趣味はバイクと渓流釣り(テンカラ)、キャンプ。ミニマリスト(厳密に言うとシンプリスト)
人生の折り返し若しくは折り返しを過ぎ、「俺は何かを成す男だ」と幻想を抱きつつ、焦りとあきらめのはざまで、もがきながらも食べて飲んで笑って、そして寂しさを抱きながら働いているおっさん達を応援します。

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