この記事を読むと解決すること
- 川遊び中に溺れる事故がなぜ多いのか、原因がわかる
- 元警察官の目線で見る、命を守るための護身行動がわかる
- 子どもや家族を守るために準備すべき装備・知識が身につく
繰り返される川の事故 ― なぜ起きるのか?
夏になると「川遊び中の事故」が毎年のようにニュースになります。透明度が高く涼しい川は、まさに自然のプール。しかしその裏には、「見えない危険」が潜んでいます。
私は元警察官として、水難事故の現場にも何度も立ち会いました。助けに入った大人が巻き込まれるケースもありました。事故を防ぐには、「危険の正体を知ること」そして「それに備えること」が不可欠です。
川に潜む“4つの見えない危険”とは?
① 水温による体力低下と意識喪失

夏でも川の水温は20~22℃と低く、プールより10℃も冷たいことがあります。長時間入っていると体が思うように動かなくなり、最悪の場合は意識を失います。
▶ 対策: いきなり飛び込まず、ゆっくりと体を慣らしてから入水。
② 川底の急激な深み

透明度が高いと浅く見えますが、実際は急に1m以上深くなる場所があります。特に大きな岩の近くは要注意。足がついていたのに、急に地面が消えることも。

▶ 対策: 慣れていない川では、膝より深い場所に不用意に入らない。
③ 流れの急変(特に岩の近く)

岩の裏は流れが緩やかでも、少し前に出るだけで強い流れに巻き込まれることがあります。流速が一気に数倍になることもあり、大人でも足を取られます。
▶ 対策: 岩の周辺では流れを確認。1人が先に入り、安全を確かめてから行動。
④ 川底の傾斜と砂利の崩れ

一見安全そうな穏やかな場所でも、川底が滑りやすく、傾斜によって足を取られることがあります。斜面が崩れると、自力では戻れなくなる危険も。
▶ 対策: 子どもには平坦な場所を選び、ライフジャケットを必ず着用。
元警察官からの護身ポイント
事故現場では「泳げる人」ほど油断して命を落とすケースがありました。
川で溺れた場合、助かる行動は “足を下流に向けて浮いて待つ” です。流れに逆らって泳ごうとせず、救助が来るまで流されながら姿勢を保ちましょう。
YUJIRO流れに逆らって泳げば泳ぐほど、体力を消耗します。
水をかいた分だけ前に進むどころか、横流れに翻弄されて岩にぶつかる、水中の障害物に引っかかる、水を飲んでパニックになる――そんなリスクが一気に高まります。
また、子どもだけで川に入るのは絶対にNG。大人がいても目を離さないようにしてください。ライフジャケットは“溺れる前提”の命綱。遊び道具ではなく、「命を守る装備」として必ず着用を。
川遊びは“リスク管理”と“準備”で安全に
自然の中の遊びは楽しく、心も体も元気になります。ですが、油断が一瞬で悲劇につながるのも事実です。
川の事故は、「知っていれば防げた」が多いのです。
今年の夏は、“楽しい思い出”を“悲しい記憶”にしないために。
おすすめ装備(護身アイテム)
- 子ども用・大人用ライフジャケット(必須)
- マリンシューズ(滑り防止)
- ホイッスル(緊急時の音による通報)
- 防水スマホケース(通話・位置通知に)
不動館のまとめ
護身とは、相手を倒すことではなく、「自分を守る」こと。
護身とは、相手を倒す技術ではなく、「危険から自分や大切な人を守る知恵と準備」のことです。
川遊びでも、街中でも、家の中でも──命を守る判断力は日常の中で磨かれます。自然をなめず、油断せず、楽しみながらも備える。
それが“不動の心”を持つ者のあり方です。護身は、技だけでなく、生き方そのもの。
この夏も、どうか安全に。そして、確かな思い出を残してください。









