元教習指導員が解説!漫然運転が招く交通死亡事故|「考え事運転」が命を奪う現実

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漫然運転とは?

元教習指導員が解説!漫然運転が招く交通死亡事故|「考え事運転」が命を奪う現実

「漫然」とは、心ここにあらずの状態。
運転していても、注意が前方や周囲の交通状況に向いておらず、いわば“ボーッと”している状態のことです。

テレビを見ていても内容が頭に入ってこない…そんな経験、誰しもあると思います。
その状態で車を運転していたら? 想像するだけでも、いかに危険かがわかります。


なぜ漫然運転が起きるのか?

元教習指導員が解説!漫然運転が招く交通死亡事故|「考え事運転」が命を奪う現実

● 夕方以降は要注意

夕方以降は主に高齢者の歩行者や自転車をはねてしまう死亡事故率アップ

平日の午後5時台の帰宅時間帯のピークを過ぎると、道路は比較的空いてきます。
あなた自身、学校や仕事が終わり、「早く帰りたい、疲れている、お腹も空いている——」そんな状況が重なると、つい速度を上げてしまいがちです。

また、疲労や空腹により集中力が低下し、考え事をしながらの運転、すなわち漫然運転になりやすくなります。
さらに、夕方から夜にかけては視界も悪くなり、歩行者や自転車を見落としやすい状況になります。


漫然運転の末路

元教習指導員が解説!漫然運転が招く交通死亡事故|「考え事運転」が命を奪う現実

このような条件が重なったとき、道路の暗がりから高齢の歩行者が横断してくる…。


可哀想ですが、認知症を患っている場合、自分の車が走っていて、対向車もいる、そんな通常では横断するなんてありえない状況で横断を始める高齢者もいます。


漫然運転の状態では、そうした危険に気づくのが遅れ、ブレーキが間に合わない…。
その結果、取り返しのつかない重大事故に発展してしまうのです。


元教習指導員・元警察官として

私も当然人間ですので、完璧ではありません。
ときに運転中に考え事をしてしまうこともあります。
しかし、それは「絶対にしてはいけないこと」だと自分に言い聞かせています。

なぜなら、それが「死亡事故の原因の上位にある」ことを、身をもって知っているからです。


漫然運転を防ぐためにできること

✅ 運転前に気持ちの切り替えを

車に乗る前に「今から運転する」という意識に切り替えましょう。スマホの通知は切る、考え事はいったん置いておく。これだけでも違います。

✅ 疲れているときは無理をしない

疲労感が強いときは、休憩をとる、必要なら運転を控えるなど、自分の状態に応じた判断をしましょう。

YUJIRO

そうできないことが、ほとんどですけどね…。

✅ 速度を控えめに

何より大切なのは、です。そして何気ない日常の「平和で平凡な生活」ではないでしょうか。

ところが、自動車の運転において本来最優先であるはずの命や平和が、いつの間にか置き去りにされてしまうことがあります。
それは、「早く帰りたい」「スピードを出してスカッとしたい」といった欲求にすり替わってしまうからです。

その一瞬の気の緩みやスピードへの誘惑が、取り返しのつかない事故につながることもあります。
だからこそ、速度を控えることは、自分自身と周囲の命を守る“思いやり”の表れでもあるのです。


まとめ|「心を運転に向ける」意識が命を守る

漫然運転は、誰にでも起こり得る運転行動です。
だからこそ、「自分は大丈夫」と思わず、**今まさにその状態になっていないか?**を意識して振り返ることが重要です。

死亡事故の原因の一つであり、毎年その1位、2位に君臨する「漫然運転」を防ぐことは、自分の命を守るだけでなく、家族や他人の命を守ることにもつながります。

YUJIRO

ところが、知識も意識も備えた。これで安心!と思っていたら、それを邪魔する脳の機能があったりします↓

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この記事を書いた人

元警察官、元教習指導員(教習の教官)、空手歴20年以上の有段者。趣味はバイクと渓流釣り(テンカラ)、キャンプ。ミニマリスト(厳密に言うとシンプリスト)
人生の折り返し若しくは折り返しを過ぎ、「俺は何かを成す男だ」と幻想を抱きつつ、焦りとあきらめのはざまで、もがきながらも食べて飲んで笑って、そして寂しさを抱きながら働いているおっさん達を応援します。

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